

形式 |
超低インピーダンス型MCカートリッジ |
周波数範囲 |
10〜50,000Hz |
出力電圧 |
0.4mV(1kHz) |
内部インピーダンス |
1.0Ω |
適正針圧 |
1.9〜2.2g(2g中心) |
カンチレバー |
超ジュラルミン二重構造 |
針先 |
セミ・ラインコンタクト(3μmm×30μmm) |
チャンネルバランス |
0.5dB以内(1kHz) |
クロストーク |
30dB以上(1kHz) |
マグネット |
ネオジウム#50 |
ターミナルピン |
光輝ロジウムメッキ |
自重 |
9.5g |
発売時期 |
2009年11月 |

「Sourceインピーダンスは低く・出力エネルギーは高く・・・!」
MCカートリッジの理想の「カタチ」と言われる「超低インピーダンス/ 高エネルギー出力・・!」を徹底追求して生まれた「Eminent」は、2003年に登場してオーディオ界に衝撃的なデビューを果たしました。
以来この思想の更なる向上を追求して「Ultra Eminent Bc」にまで発展して来ましたが、ここでもう一度原点にたち返り「Eminent」を再検証して、更に内部抵抗を低減してより低インピーダンス化に取り組むことに致しました。
「Eminent GL」は内部インピーダンス=1Ω・出力電圧=0.4mVに改定(Eminent:1.8Ω/0.5mV)。
これは、コイルの少巻き線化による導体断面積の拡大で内部抵抗の低減を図り、内部損失の低減と位相特性の向上を図ったものです。
つまり、高品質の信号を得る”発電機”としては出来るだけ内部損失を少なくして高エネルギーを得る事が、波形歪や位相歪を最少化させると言う、信号源における交流理論の必須事項だからです。
しかし、カートリッジにとって限られた構造のなかで、内部抵抗を下げると言うことは出力エネルギーの低下になり、これを後段(アンプやトランス等)で増幅することは今や容易なことですが、再生音で「ダイナミックレンジ」を得ると言うことは本質的に「信号源」で得る事が必要条件です。
こうした観点で、My Sonic Labは「低インピーダンス・高エネルギー出力」を推進しているのです。
一方で、カートリッジベースの機械的強度を高める事も音質向上の重要課題であり、「Eminent」の快削アルミ合金から、「Eminent GL」では超々ジュラルミン(A−7075)に変更。
硬度は約2倍になりますが最終処理は困難をきわめます。
しかし、音質向上のために敢えてこの困難を克服することで誕生したのが「Eminent GL」です。
この結果、低域の力感と全帯域における分解能の向上に大きく貢献しております。
こうして「Eminent」が開いた「カートリッジの新世界」をさらに前進させたのが「Eminent GL」です。
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